記者と編集者と表現と 私の中のバランス
何気にずっと思ってること。
言葉を大切にしたいけど、大切にするあまり、心地よい言葉を並べて綺麗事を言っているかもしれないと思う。だから今日は嘘偽りなく吐き出したい気分。
記者と表現のバランス 揺らいだ20代
仕事柄、社会に目を向ける習慣があるから、自分のことを聞かれたり、発信したりするのが歯がゆくて。といっても記者友達からすると、あんためちゃめちゃ自分のこと発信してるやんって突っ込まれそうだけど。
だけど、やっぱ自分のことはどうでもいいかななんて心の奥底では思ってしまうところがある。
一方で表現することも大好きで、ここのバランスに長く悩んできた。ひとつの解決策として創作活動やブロガーとして「滝あかり」を名乗り、もうひとつのペルソナ?ってほどじゃないけど、その枠を自分でつくって使い分けてきたつもり。
あくまで「趣味です」と割り切って。だけどやっぱり詩やエッセイをもっと書きたい気持ちもあるし、仕事になったら素敵やな〜とも思うから。いつまで割り切ったらいいんだろう?って悶々としながら20代を過ごしてきた感じがある。
「趣味」が高じて詩集を自費出版。ファショナブルな詩集に
話が逸れるけど、昔、タレントの優香のインタビュー記事で「30代になっていろんな自分の固定観念?から開放されて、もっと素直に、楽になれた」という趣旨のお話を読んで、あ〜早く30代になりたいなって思ってた。いつ読んだかと思って年齢を調べたら40代になられていたので、もう10年くらい前に読んでたみたい(!)
私の場合、20代は仕事の方で結果を出したかったし、記者の仕事にのめり込んできた分、「表現は趣味で」と割り切った方がやりやすかったのかな。しかも現実社会のニュースを追う記者が、実名で創作活動なんてしてたらだめでしょっていう、これこそ自分の固定観念があったりしてね。
編集者兼ライターになっても 悩みは深まる
ただ、地方新聞の若者ページの編集長をやった時や、普段の記事においても、ソーシャル(新聞なら社会派で硬派と呼ばれる分野)とクリエイティブ両方の間を繋ぐような立ち位置になれるのは、ちょっとした強みだと思ってた。
だけど、もっといろんなメディアの可能性を探りたくて、新聞社を辞めて編集者(兼ライター)という立場になってからはぶっちゃけかなり悩んできた。
最初は雑誌の編集者として、誌面レイアウトを考えたり、記事の編集をしたり、いろいろ学んで楽しかったけど、記者が「一点突破型」だとしたら、編集者は「並行マネジメント型」の仕事だと思う。記事を書くだけじゃなく、複数の仕事をスケジュールに合わせて管理し、企画書作成やメールなど、事務的な作業も多い。電話1本で、あるいは事件が起きればノートとカメラを持ってすぐ現場に駆けつけるという世界観とはかなり異なる。
何より違うのは、自分で書くこともできるけど、一点集中してしまうと他が回っていかないので両輪を回すのはなかなか難しく、自分の課題意識や記事が少しずつ後回しになってしまうこと。
(そこで優れた書き手を発掘するというのが編集者の仕事と分かっているのに。。)
記者の仕事が好きな人は、結局は自分で課題(ネタ)を発掘して、引き出して自分で書きたい欲があるから。そして私の場合、人様の原稿を編集するというのは、1年以上ハードルがめちゃくちゃ高かった。自分の編集スキルに加えて、心理的ハードルも。
2018年9月に転職して満3年が立つけど、1年目は雑誌→Webへの異動もありつつ、結局最後まで誌面も担当して、編集の基礎を学んだのか。2年目はWebに軸足を移して、スポット的に「あいちトリエンナーレ」の表現の不自由展を巡ってルポやインタビュー企画をした時や、連載「フィンランド幸せ哲学」などは自分で書いてきたけど、圧倒的に編集の仕事が多くなっていった。そして2,3年目のコロナ禍では自分の限界を突破するかのように、すれすれになりながら慌ただしく過ごしてきた。いろんな思いは一旦考えないようにして。
(その中でも素晴らしいチームメンバーや書き手の方々とご一緒できたのは嬉しかったけど)
そんな風にしてきたから、新聞記者の時のように自分がソーシャルとクリエイティブの間でうまくバランスとって仕事ができてるかというとそうでもなくなってきたし、新たなスキルも多少なりとも身についたはずなので、もう少し整理しないとなって思う。
幅広いニュースに対応できる環境ではあるけど、後追いだったり分析だったり、普段からある事象について常に追えてる訳じゃないから切り口で勝負するんだけど、現場の記者にはかなわないって思う。
クリエイティブ面では編集の仕事で「見せ方」を考える癖がついてそれは良いと思うけど、それまで「趣味で」と言っていた創作活動が趣味とも言えないレベルに落ちてきてしまってるのは少しかなしい。時間が全くなかったかと思ったけど、心の余裕がなかったんだね。
なんだかめちゃくちゃ内省的になってしまった。笑 いまは時間ができてこれからのこともいろいろ考えているので、また時が来たら書くことにしよう。
結局、自分が何をしたいのか?取捨選択と再設計が必要ということ。
今回は振り返りだけで何も得られるものはない内容だけど、、甘い夢があれば未来は明るい。(前回の記事にふんわり書いたこと)
そう信じて生きています。
apple x balance

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